■お供え物の意味


「六種回向」


お参りするときにお供えする六つの品物の意味です。

1、水(閼伽あか)布施行。
  布施、与えること。
  施す心をもつこと。
  
2、塗香(ずこう)は持戒行。
  規律を守ること。
  家庭のルール、社会のルール、
  人間がつくったルール、
  自然や宇宙がつくったルール。
  ルールという道を外れたら、
  真ん中へ戻ることも必要です。

*塗香というのは粉末にした香りの良いお香です。
この香を体に塗り、心身を清めます。

3、花(華鬘けまん)は忍辱行。
  忍辱にんにくと読みます。
  苦難に耐え忍ぶこと。
  怒らない。かっとならない。
  キレない。ムカつかない。
  これは大切なことです。
  我慢、忍耐、辛抱。
  きれいな花を見ていると、イラつく心もおさまって来るものです。

4、お線香(焼香)は精進行。
  精進は努力です。
  お線香の煙は真っ直ぐに立ち上ります。
  そのお線香のように素直に真っ直ぐに、
  人としての道を精進して歩きましょう。
  
  
5、ご飯(飲食)は禅定行。
  精神を統一し安定させること。
  おなかいっぱいになることで心が安定します。
  腹がへれば怒りっぽくなる人の心。
  そうならないように、ご飯をお供えして自らを戒めましょう。

6、ロウソク(灯明)は智恵の光。
  迷いのない人としての道を歩く知恵を得ること。
  真っ暗な闇の中に灯りが灯れば、ほっとします。
  誰もが持っている智慧の灯り。その灯りが心の中に灯れば、
  もう、迷ったり悩んだりしません。
  

このように、ご供養の時にお供えする品物には
大切な大切な戒めの言葉が込められています。

ご供養とは、供養する立場から供養される立場にもなるのです。

供養とは自らへ還ってくる功徳です。
これを〔七分獲一〕と申します。
供養される霊魂は七つの供養があるならば、一つを自分にとって、
残りの六つを供養したものへ返してくださいます。

そして、子々孫々の幸せを願い、繁栄の功徳福徳をわけてくださるのです。

〔問合せ先〕 douyou@otera.net

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